CASE 13

写真家 関健作さん

(2016年6月〜8月)

写真展のPRを通じ、「写真家・関健作」の魅せ方をともに考える

2011年より、ブータンの人々・文化・風景を切り取り、作品として発表してきた写真家・関健作さん。そんな関さんから、写真展のPRについて、ひとしずくに相談があったのは2016年の夏のことでした。ひとりきりではやりきれなかった部分をフォローしてもらった、と語る関さん。ひとしずくとともにどのような時間を過ごされたのか、お話をうかがいました。

プレスリリースやメディアへのアプローチにより、予想以上に多くの方が写真展に来場

写真家・関健作さん

ひとしずく担当 おおもりのぶひろ(以下、おおもり):
関さんには、2016年秋、東京都新宿区コニカミノルタプラザにて開催した写真展「祭りのとき、祈りのとき」のPRについてご相談をいただき、支援をさせていただきました。どういった経緯でご依頼いただいたのでしょうか?

写真家・関健作さん(以下、関さん):
ひとしずくの代表のこくぼさんとは、共通の知人を介してちょうどこくぼさんがひとしずくを立ち上げた頃に知り合いました。知り合ってすぐに、会社立ち上げのイベントで撮影をお願いしたいと声をかけていただいて、その後も社員のみなさんのプロフィール写真の撮影も担当することになり、撮影依頼をいただくパートナーとして関係が始まったというかんじですね。

正直なところ、当初はひとしずくがどんな会社なのか、PR会社ってどんなことをする会社なのか、まったくわかっていませんでした。でも、撮影の仕事を通じてこくぼさんや社員のみなさんとコミュニケーションするうちに、ひとしずくの仕事内容が徐々に、ぼんやりとですがわかってきました。そんな時に僕自身の写真展を開くことが決まり、ひとしずくのサービスが僕にとって必要なものだと感じたんです。どんなことをしてくれるのか、完全に理解していたわけではなかったのですが、おそらく心強い味方になってくださるだろうと思ったのでまずはご相談させていただきました。

おおもり:
幅広い意味で何でも相談にのってくれそうだな、と思われたということですよね。当初のイメージとして、こんなことをしてくれそう、という期待はどんな部分にあったのでしょうか。そして、その期待には応えられましたか?

関さん:
そもそもPRというのがどんなものかよくわかっていなかったので、とにかく多くの人に伝えてくれるのかな、と漠然と思っていました。写真展って、当たり前なのですが、僕は個人で活動している写真家なので、すべてひとりでやるしかないんですね。でも、ひとりだとやりきれない部分がある、というのはこれまでずっと感じてきたことで。多くの人に写真展の開催を知らせる、情報を届けることができていないと感じていて、その部分に期待していました。

結果は想像以上で、持っていらっしゃる幅広いコネクションを活かしていただきましたし、メディアに向けたプレスリリースも配信していただきました。何度か写真展を開催してきましたが、プレスリリースなんて配信したことがなかったんです。想像以上にたくさんの方が来場してくれて、そういった意味では期待通りで、お願いしてよかったと思っています。

もうひとつ、僕ひとりではやりきれなかった点として、トークショーがあります。写真展開催中にトークショーを行うのは一般的なことなのですが、ひとりではなかなか間が持たないですし、伝えたいことをうまく伝えるのがむずかしいと感じていました。こくぼさんにトークショーのMCを担当していただいて、僕の言いたいことをすごく上手に引き出してもらったな、と思っています。言葉のキャッチボールがあったほうが観客のみなさんも聞きやすいですし、実際そういった感想を来場者からいただきました。

おおもり:
写真展開催と同時に出版された写真集についても、新聞社からWEBメディアまで、関さんがリレーションを持っていなかった幅広いメディアにご案内させていただきました。弊社から提案させていただいたことでしたが、関さんにとっては初めての試みだったんですよね。

関さん:
そうですね、初めてでした。僕は知らなかったメディアが僕の本を紹介してくださるなど反響があり、これもやってよかったことのひとつですね。

「もっと気軽に相談したかった」。サービス内容の見えにくさは、ひとしずくの課題

おおもり:
関さんがPR会社と仕事をするのは初めての経験だったということですが、率直なご感想として、やりにくかった部分ですとか、意見が言いにくかったな、ですとか、ネガティブな感想があればぜひ教えていただきたいのですが。

関さん:
率直な感想として、頼んでよかったな、というのはあります。全然高圧的ではなかったですし、親身になっていただきました。ただ、その時期ひとしずくさんがすごく忙しそうだったので、僕が変に気を遣ってしまったなというのはあります。じつはもうちょっと聞きたいな、相談したいなということはあったのですが、それを言える雰囲気じゃなかったんですよね。

おおもり:
言いたかったこと、というのは、疑問という意味でしょうか、やりたいことがあったのを言い出せなかった、ということでしょうか?

関さん:
疑問という要素が大きいかなと思うのですが、とにかく気軽に言えなかった、ということですね。陸上のコーチだったら、同じ目標に向けて一緒に走っていますし、常に顔を付き合わせてコミュニケーションもとっているので、気軽に「どうですかね?」と言えるんですが、ひとしずくさんは僕だけのコーチではなく、いろんな人に寄り添って、いろんな目的に向けて併走しているということがわかっていたので……ほかのところを見ているんだろうなと思う時に、こっちのことを話しにくいと思ってしまったんですね。

おおもり:
なるほど。もしかしたら、ひとしずくのサービス内容が見えにくかった、ということともつながるのかもしれませんね。漠然となにかやってくれるだろうということで依頼していただいたけれど、その後それが解消されなくて、どこまで相談したらよいか関さんのほうに悩ませてしまったと言いますか……。

関さん:
そうですね、ひとしずくさんが提供されているのはこういうサービスだ、というのは、今も明確に実態が見えていないかなとは感じます。僕と同じような個人のカメラマンが同じように悩んでいたとして、明確にこういうことをしてくれるよ、と言えるようにメニューを見せてもらえたら、紹介しやすいかなとは思いますね。

おおもり:
どこまでお願いしてよいかわからない、というのは、じつは、関さん以外の方にも言われることが多いんです。とにかく困っているのでお願いできますか、という案件の始まり方が多く、私たちもどんなボールでも打ち返したいという思いがあることで、逆に「何をしてくれるかわからない」というふうにも見えるのかもしれません。悩ましいですが、私たちの課題として、受け止めさせていただきます。

「僕個人のプロデュースまで見据えて仕事をしてもらったことが、その後の活動にも生かされています」

関さん:
写真の業界は全体的にそうだと思うのですが、広報が苦手な人ってすごく多いんですよ。芸術家やアーティストって、自分の作品はすごく熱心に創るのですが、それを世間一般に認知させるというのが苦手な人が多いわけです。僕もそのひとり。こういう作品は創った、でもこれをどのように人に伝えるか、どんな言葉で伝えたら人は反応するか、そういうところがすごく疎い。

僕が写真に込めた想いや、どんな気持ちで写真を撮っているか、そういったところからひとしずくさんが話を聞いてくれて、広報だけでなく、僕のプロデュースというか、今後の方向性や写真家としてどういう風に見せていくか、というところまで考えてサポートしてくれたのは、すごく心強かった。あの時の写真展のPRとして、だけでなく、お願いしたことでその後の僕の活動にとてもプラスになったと感じました。

具体的には、どうやったら人に伝わるか、という言葉選びの部分はおおいに学ばせてもらいました。また、これまで考えてこなかった「自分の見せ方」という視点を自分のなかに持つようにもなりました。

おおもり:
当時を振り返って。ひとしずくってこういう存在だったな、というのを最後に教えていただきたいのですが。

関さん:
伴走者、ですかね。ソフトなコーチであり、ちょっとバタバタしている伴走者であり(笑)。否定するわけではなく、こうしたらどうですかという選択肢をたくさん与えてくれました。

僕も個人事業主なので、日々悩むことはたくさんありまして。写真展もそうなのですが、ひとりで考えているとわけがわからなくなることが多々あるんですよね。そういう時に相談できる人がいるといいなとは、いつも思うんです。第三者の視点、自分とは異なる視点からのアドバイスがほしい。同じような個人の方は多いのではないかなと思いますし、今後、ひとしずくさんに、そういった時に気軽に相談できるサービスがあればうれしいなと思います。

 
撮影:疋田千里 編集:ちばたかこ

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顧問社労士社会保険労務士法人ワーク・イノベーション