CASE 37
小西雅子さん
(2023年4月1日~2023年10月31日)
信頼できる方だからこそ、セルフブランディングサポートをお願いできた
アナウンサーや気象予報士としてグローバルな気象予報や環境問題を担当したのち、国際環境NGOであるWWFジャパンの環境・エネルギーの専門ディレクターとして活躍する小西雅子さん。同時に大学教授や銀行の社外取締役としての顔も持ち、活躍の場を日々広げています。小西さんのこれまでのキャリアや現在の活動を発信するWebサイト制作のご依頼は、ひとしずくにとって初のセルフブランディングサポート業務となりました。Webサイト制作を通じて得た気づきやひとしずくに依頼した感想についてお話しいただきました。
忙しい日々の中、自分の夢に向けた準備が後回しになっていた
ひとしずく担当 やまもとあさみ(以下、やまもと):
小西さんとは、私がWWFジャパンの広報で働いていた時に初めてお会いしました。広報に関するノウハウを教えていただく中でお話しをする機会が増えて、憧れの存在だった小西さんとお話しする度に、いつも緊張していたのを思い出します!
小西雅子さん(以下、小西さん):
私こそ、やまもとさんのことは「なんてフットワークの軽い方なんだろう!」と憧れの目で見ていましたよ!
やまもと:
小西さんにそのようなお言葉をいただけるとは、大変恐縮です。
ご自身のWebサイトの制作の依頼をいただいたきっかけは、ある取材でご一緒した後にお食事をした時のことでしたよね。なぜ、Webサイト制作を行おうと思ったのでしょうか?
小西さん:
私は「夢ノート」を書くことを習慣にしているのですが、いつも思い描いている未来がありました。それは、「いつか組織を卒業したとしても『小西雅子』として、自らの足で立って仕事ができる自分でいたい」ということでした。その未来から逆算して今何をするべきか考えて、自分自身の活動や想いを伝えるWebサイトをつくろうと思いました。そうすれば、私の想いに共感する方に出会うきっかけが増え、何か新しい動きが生まれるかもしれないという期待も感じていました。
やまもと:
夢ノート、素敵ですね!どんなことを書くのでしょうか?
小西さん:
ハーバード大学に在学していた時に教わった思考法です。1年後、5年後、10年後になりたい自分の姿について、それぞれ1分以内で書きます。考える時間を与えず、とにかく書き出すのがポイントです。その後、自分が70代になった時になっていたい自分の姿を書き出してみます。そうすると、近い将来、自分がやりたいと思っていることは、70代になった時の自分には必要のないことだったりと、色々な気づきがあるんです。そうして、改めて1年後、5年後、10年後の自分について考えてみると、自分の本音が見えてくるんです。この繰り返しで、どんどんやりたいことが見えてくる。夢ノートを続けていて気づいたのですが、夢を叶える道というのは、人との出会いや新しいものに触れた時に開けるもので、一見夢と関係なさそうなことから広がっていくんですよね。
やまもと:
とても素敵な考え方ですね。そのような大切な将来に関係するWeb制作について、ひとしずくにお声がけをくださったのはなぜだったのでしょうか?
小西さん:
いざ、自分の足で立って仕事をしていくためにWebサイトをつくろうと決意したのはいいものの、日々の仕事に忙殺されてしまっていました。余裕がないと、自分の将来のための動きができないなと悩んでいた矢先、やまもとさんとお会いする機会があって。将来の話になったときに、私の話を聞いたやまもとさんが、「まずは小西さんのWebサイトをつくったらいいんじゃないですか?」と言ってくださって。まさに自分の考えと同じでした。そこで、ひとしずくにサポートをお願いすれば、自分も無理にでも時間をつくってやれるんじゃないかとハッと気付いたんです。「やまもとさんに再会した今しかない!」と、運命を感じて思い切ることができました。
キャリアの振り返りを通じて、不安が自信に変わっていった
やまもと:
小西さんのWebサイトを制作するにあたり、まずは小西さんがどのようなセルフイメージを発信していきたいか、そして小西さんのこれまでのストーリーを整理することから始めました。ご自身のキャリアを振り返る中で、新たな発見や気づきはありましたか?
小西さん:
はい、自分のキャリアを見つめ直す本当に良い機会になりました!やまもとさんからアドバイスをいただいて、これまでの自分の活動を振り返ってカテゴリーに分ける作業を行いました。分けるためには、自分がどのような想いでその仕事に取り組んだのか、当時を振り返って考えることが必要です。この作業が、自分のキャリアの棚卸しになりました。
それまではいつも「この先どうなるんだろう」と、不安でしょうがなかったんです。今の仕事をずっと続けていけるか不安で、常に先々を見据えてあらゆることに挑戦してきました。
そんな、必死にもがいてきた自身のキャリアを振り返ってみると、根底に共通した自分のスキル、価値観、なりたい姿が改めて見えてきました。
やまもと:
私も一緒に、小西さんのこれまでの活動やメディアの記録を拝見しましたが、本当に幅広く活躍されていて感動しました。そんな小西さんも不安を抱えていらっしゃると知って驚きました。
小西さん:
人間誰しも、不安と戦っていますよね。そして当の本人が自分の価値に一番自信がないものです。私は特に自分に自信が無かった、というより今もありません。でも、自分のキャリアの振り返りが完了して、改めて自分のプロフィールを眺めた時、「なかなかできないことかも」と自信が湧いてきました。不安や逆境の中でも、自分はこれだけやって来られた、私にはその力がある。これからも何があってもやっていける!というポジティブな気持ちになれました。不安だった気持ちを落ち着けることができたんです。
やまもと:
その人の魅力というのは、第三者の目線によって初めて分かる部分がありますよね。小西さんの考えが変わるきっかけとなる気づきがあったと聞いて、本当に嬉しいです。
小西さん:
キャリアの振り返りは、自身の心をさらけ出す作業でもあるので、信頼する人にしかお願いできません。やまもとさんが伴走してくださったから、ここまでくることができました。定期的に期限を決めて、進捗を確認してくださったことも良かったです。自分一人では絶対にできませんでした!
やまもと:
ひとしずくとしても、セルフブランディングのサポートは初めての試みだったのですが、「世界を良い方向に変えたいという想いを持つ方を支援する」というひとしずくの想いを象徴する、大変意義のあるプロジェクトにもなりました。ありがとうございます!
実際に完成したWebサイトの感想はいかがですか?
小西さん:
自己紹介をする時に、このサイトを見せるなど、名刺がわりになっています。素敵なサイトに仕上げていただきました。
サイトに載せる写真を撮影する時に、プロの方のヘアメイクと撮影もひとしずくからご紹介いただいて。予算の事情もあって、当初は正直躊躇したのですが、「やまもとさんが言うのなら」とお願いすることにしました。仕上がった写真やサイトを見て、デザインも撮影もメイクもプロの方の力のすごさを実感しました。お願いして本当に良かったです。
組織を卒業する時がきても自分らしくいるために。Webサイトを活用して発信を続けたい
やまもと:
サポートを依頼したひとしずくについて、改めてどのような印象をお持ちですか?
小西さん:
自由なワークスタイルを柔軟に受け入れることで、多くの才能を抱えている新しい企業のあり方だなと思っています。その印象は以前から変わっていません。これからの活躍も目が離せないと同時に、ひとしずくのような企業の存在が救いになる人たちがいるのではないかと思っています。
大学院の教員として社会人と触れ合う中で思うのは、自分の所属する組織の働き方だけを見て、それに縛られながら、一生懸命もがいている人が多いということ。ひとしずくのように、自分のワークスタイルは自分で決めることができるのだということを知る人が少しでも増えてほしいなと思います。
やまもと:
働き方は多様になりつつありますが、その考え方がさらに広がっていくといいなと私も思います。
最後に、小西さんが今後実現したいこと、ひとしずくと一緒にやってみたいと思うことがありましたらぜひ教えてください。
小西さん:
自分のWebサイトが完成してとても安心したのですが、更新がなかなかできていないのが実情です。今後はSNSと連動しながらもっと活用していけるといいなと思っています。そこは、やまもとさんが得意とするSNSに関するノウハウを分けていただきながら取り組めたらいいなと考えているところです。
やまもと:
今の時代は、Web上の記事やSNSの情報がきっかけで仕事に繋がることが多いので、ご自身の考えなどを継続的に発信しつつ、メディアや講演会の情報をサイトに更新していくと良いかもしれないですね。
小西さん:
まさに、そういった相談をさせてください!
それから、ありがたいことにたくさんのお仕事の依頼をいただいているので、その中でもどのような方向性を持って、どのお仕事を受けていくべきかコンサルティングもお願いできたらいいなと思います。夢ノートを一緒に書きながらビジョンを共有して、一緒にこれからを考えることができたらとても素敵ですね。
やまもと:
それはとても素敵ですね!Webサイト制作の件では、小西さんお一人では手が回らない部分をサポートできたと思うので、今後はさらに広範囲な視点でサポートができたらとても嬉しく思います。
小西さんのようにサステナビリティに真剣に向き合う方がさらに活躍できる社会になることは、ひとしずくにとっても本当に意義があります。これからもぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
撮影:ほりごめひろゆき 編集:つじはらまゆき
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